日本の昆虫学の原点
生物多様性を研究するモニタリングサイトの貴重な記録

彦山生物学実験施設は、福岡県添田町にある英彦山(標高1199m) の中腹(標高670m) にある九州大学農学部の附属施設。これまで英彦山に生息する昆虫を中心とした生物の研究に寄与し、九大スタッフや学生、外部からの訪問研究者などによって利用され、多くの研究成果があげられてきた。英彦山には多様な自然林が残されている上、実験施設で宿泊しながら長期間の調査が可能であることから、これまでにヒコサンオオズナガゴミムシなど50 種を超える新種が発見されている。集められた昆虫標本は約30万点にもおよぶ。

施設の前身は、英彦山神宮宮司の高千穂宜麿男爵( 1865~1950) が明治33 年に設立した昆虫学実験所。
昭和11年(1936) に九州帝国大学に移管され、現在の場所に誕生した。生物とりわけ昆虫を愛し、研究を続けた高千穂男爵とはどのような人物だったのか?
これまでほとんど紹介されることのなかった施設の内部にカメラを持ち込み、利用の様子や高千穂男爵の人物像に迫る。

施設は座主院跡に建てられており、雪舟式の庭園などとともに史跡としても重要な場所である。
映画では英彦山に生息するオオカマキリモドキやアオタマムシなどの珍しい昆虫類や、九大のスタッフや学生、地元の昆虫愛好家による毘虫採集の様子のほか、英彦山に通って多くの俳句を詠んだ俳人杉田久女の逸話、実験施設一帯の歴史的な価値などを紹介している。

上映会のお知らせ
2026年3月1日(日) ①11:00〜 ②14:00〜
福岡市総合図書館 映像ホール シネラにて公開!!
一般 1,200円/学生・障がい者 700円
主催 球フィルムス 後援 株式会社イワプロ
問い合わせ 090-1515-3227(児玉)

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